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「昼顔」 Belle de jour [映画]

日比谷のみゆき座で、カトリーヌ・ドヌーヴの「昼顔」が上映されていたので出かけてきました。1000円という料金にも魅かれて・・・。

私のフランス好きは2005年に卒業旅行以来訪れたパリからなので、まだまだ見ていない映画もたくさんあるのです。

カトリーヌ・ドヌーヴの美しさにはため息ばかり。現在の彼女は憧れのフランスマダムですが、若い頃は清楚で可憐でうっとりしてしまいます。

おそらく撮影されたのは1966年。当時のパリの様子がカラーで見ることが出来るだけでも、私にとってはものすごくワクワクします。
女性達のファッションもシンプルで素敵でした。

あ、映画自体ももちろん最後まで引き込まれてさすが名作という感じでしたよ。
終演後、通りかかった女性に「最後は結局どういう意味だったの?」と突然話しかけられましたが、そう思わせるように作られたフランス映画ならではだと思いました。

ストーリー解説は苦手なので、この辺で。

今年はもっと映画館に出かけてたくさんフランス映画を見ます!



昼顔 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD



昼顔 Blu-ray

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夜顔 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジーダス
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オーケストラ! (Le concert ! ) [映画]

ずっと見たかったこの映画、facebookにも少し書きましたが、
WOWOWで放映されたのでようやく見ることができました。

クラシックもパリも大好きな私にはうってつけ。
そして何より、全編にわたって流れるチャイコフスキーの
ヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリンコンチェルトの中では一番
好きな作品です。

30年前のモスクワ。当時私が抱いていた「ソ連」のイメージは、
とにかく冷徹で完璧さをいつも求められる、というものでした。
ボリショイ劇場なんて、実際そうだったのでしょうね。

世界中にネットワークを持つユダヤ人。ユダヤ系ロシア人が
当時のブレジネフ書記長によって迫害され、芸術の分野からも
大勢のアーティストが追放されたというのは全く知りませんでした。

そういえば、大学生の時、ブラスバンドのコンクールでどこかの
学校が演奏したプロコフィエフの「石の花」というバレエ音楽の
レコードを、ようやく渋谷のチャコットで見つけました。それは
ソ連からの輸入盤で、ものすごく神秘的なものに感じたのを
よく覚えています。まだ海外旅行にも行ったことがなかったので。


さかのぼって高校生の時、ヴァイオリニスト辻 久子さんの人生を
ドラマ化して樋口可南子さんが演じた「弦鳴りやまず」というドラマが
大好きでした。このドラマによって私はチャイコのヴァイオリン協奏曲と
出会い、大好きになりました。

そんな遠い日の出来事を次々と思い出させてくれたこの映画。
クライマックスではヴァイオリンの音にどっぷりと感情移入して、
涙が止まりませんでした。

この映画を見た友人たちは、皆「いい映画だった」、「泣けた」などと
感想を教えてくれて、私だけではなく多くの人の心に響く映画だと
思います。

ご興味ある方はぜひ一度ご覧になってみてください。
いつか私もパリのシャトレ座でコンサートに行ってみたいと思います。


プロコフィエフ:石の花

プロコフィエフ:石の花

  • アーティスト: スイス・ロマンド管弦楽団,プロコフィエフ,チャイコフスキー,ヴァルヴィーゾ(シルヴィオ)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1998/11/18
  • メディア: CD




チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: カーラー(イリヤ),チャイコフスキー,ヤブロンスキー(ドミトリ),ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: エイベックス・クラシックス
  • 発売日: 2007/12/05
  • メディア: CD




オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



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潜水服は蝶の夢を見る [映画]

この映画は、フランス映画だということ以外全く予備知識がありませんでした。

実は私は蝶が苦手なのと、「潜水服」という普段あまり使わない言葉から、
勝手にファンタジーっぽい映画なのだろうと思いこんでいたので、録画はして
あったけれど、ずっと見ないままにしてあったんです。

ぼんやりとした部屋の様子、男の人のつぶやきで映画が始まりました。
42歳の、雑誌ELLEの編集長の身に実際に起こった実話だそうです。
ロックド・イン・シンドローム。思考はしっかりとしているのに、全身のうち
動かすことができるのは左の瞼だけ。

言語療法士と二人三脚で、左瞼だけで文字を表す方法を考えて、そして
彼は本を書き上げました。

本の完成の直後に亡くなられたそうです。

動けない状態の中、これまでの人生や家族のことをいろいろと考えます。
年老いた父親の電話の声をスピーカーで聞きながらも、返事をすることが
できない・・・・。本当に切ない場面でした。

久しぶりに「いい映画」を見た、という気持ちでいっぱいになりました。
DVDも原作本も手に入れて、手元に残しておきたいと思います。

もしまだご覧になっていないという方には、どうぞ一度ご覧になって
みてください。いろいろと考えることがあると思います。


潜水服は蝶の夢を見る [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD




潜水服は蝶の夢を見る [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: Blu-ray



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フランス映画祭2008 [映画]

今年も東京と大阪でフランス映画祭が開催されます。おとといようやく公式サイトもオープンしました。
今年の団長はソフィー・マルソーです。彼女が監督した作品も上映されるということで、とても興味深く思います。今のところ気になっているのは「ドーヴィルに消えた女」、「PARIS」です。どの作品を見に行こうか迷ってしまいますが、できればひとつくらいは見に行きたいと思っています。

【フランス映画祭2008】
●東京 TOHOシネマズ六本木
3月13日(木)~3月16日(日)

●大阪 TOHOシネマズなんば
3月16日(日)~3月18日(火)

公式サイト(サイトURL訂正しました)
http://www.unifrance.jp


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エディット・ピアフ  ~愛の讃歌~ [映画]

遅ればせながら、ずっと見たかった「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~」 見てきました。
ピアフのことは名前位しか知らなかったのですが、この春先にフランスで公開されて好評だったというのを聞いていたので、日本に来たら絶対見たいと思っていました。
彼女の伝記映画ですが、全編に彼女の歌が次々と出てきてまた、その声量がとても大きくて「あぁこの映画は、映画館で見ることにしてよかった」と思いました。
ストーリーは時代が次々前後して描かれているので、ついていくのが少し大変でしたが主演の女優はまだ若いのに、年老いたピアフもとてもうまく演じられていると思いました。
ピアフのCDは持っていないのですが、ぜひ一枚手に入れたいなと思っています。2時間半というので途中で飽きるかと思いましたが、ストーリーの構成がうまくずっとひきつけられていたので長くは感じませんでした。
少女時代のピアフもとてもかわいらしかったです。私としてはお薦めの映画です。

【公式サイト】(音が出ます)
http://www.piaf.jp/

エディット・ピアフ~愛の讃歌 サウンドトラック

エディット・ピアフ~愛の讃歌 サウンドトラック

  • アーティスト: エディット・ピアフ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD


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プロヴァンスの贈りもの [映画]

久しぶりの更新です。帰ってきてからバタバタしていてこのタイミングになってしまいました。
前から見たいと思っていた「プロヴァンスの贈りもの」、やっと見ることができました。
恵比寿ガーデンシネマは平日の午前中だったのでそんなに混雑していませんでした。

楽しみにしていたのはプロヴァンスの風景です。事前に原作を読んでいたので、ストーリーは知っていたのですが、脚本で変わっている部分も結構ありました。原作も面白いのでぜひ読んでみていただきたいです。
ストーリー自体はよくある話なのと、見てからのお楽しみということでここではあえて触れません。期待通りゴルドの風景がとてもきれいでした。去年の夏に訪れたエクサンプロヴァンスのワインシャトーで過ごしたときの夏の日差しを思い出しました。来年の夏はまた南仏に行く予定なので、今度はぜひゴルドにも行ってみたいなと思います。真夏の照りつける太陽の下で、聞こえるのは風邪の音とせみの鳴き声・・・なんてとても豊かな時間だと思います。そんなところで何もせずに過ごせるのが本当のバカンスなのかもしれません。いつかそんな余裕を持てる日を楽しみにしています。映像の美しさだけでもみる価値があると思います。お勧めです。

プロヴァンスの贈りもの公式サイト
http://jp.franceguide.com/home.html?NodeID=1129

原作はこちら

プロヴァンスの贈りもの

プロヴァンスの贈りもの

  • 作者: ピーター・メイル, 小梨 直
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 文庫


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レミーのおいしいレストラン [映画]

今年の夏のディズニー・ピクサーの作品は「レミーのおいしいレストラン」です。いつもは「子供向け」と思って足を運ぶことはしないのですが、舞台がパリのレストランとなれば行かないわけにはいきません。
先週末実家に帰省した折に父と見てきました。
まずは主人公レミーのかわいさにやられました。そして何といってもダメ料理人リングイニのアパルトマンから見るパリの夜景の美しさ!パリでよく泊まるコンコルド・ラファイエットホテルから見た景色にそっくりでした。そのほかにも路地の様子なども実写と見まごうばかりのできばえで感服しました。
冷静に見ると、ネズミの大群にひいてしまう場面もありますが、ほのぼのとしたストーリーで楽しむことができました。たまたま今回は田舎だったので吹き替え版のみの上映でしたが、チビッコたちの笑い声も一緒に楽しんできました。原題は「ラタトゥイユ」。今度のお休みに作ってみようかなと思います。お料理の監修はタイユヴァンやギー・サヴォアだそうです。パリ好きの方なら絶対楽しめると思います。ぜひ足を運んでみてください。

【レミーのおいしいレストラン】
http://www.disney.co.jp/movies/remy/


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パリ ジュテーム [映画]

遅ればせながら、「パリ ジュテーム」見てきました。
平日の朝一番だったのでがらがらでゆったりと見ることができました。

5分ほどの短編が18個!というのは一体どんな感じなんだろうと、
見る前は半信半疑だったのですが、とりあえずすべてパリが舞台なら
ストーリーは二の次でも・・・と思って見に行きました。

結果は、たった5分ほどのストーリーなのに「あ、もうちょっと見たいな」
と思わせるところで終わっていて、それなりにストーリーも完結していて
各監督の力量を感じました。

個人的には10区のフォーブル・サンドニのナタリーポートマンの出ていたのと、バスティーユの赤いトレンチが印象に残りました。
そして何より思ったのは、パリは本当に夜の風景が美しいということです。
映画も全編を通じて夜のシーンがたくさん登場しましたが、どれも
本当に美しいパリの情景だと思いました。

IENAとのコラボのTシャツ(シルバーの)もすでにGETしてあります。
やっぱり私も、「パリ ジュテーム」なのでした。

こちらはドラ・トーザンさんの新刊で、一気に読み終わりました。
パリの各区の案内でおもしろかったです。

パリジェンヌのパリ20区散歩

パリジェンヌのパリ20区散歩

  • 作者: ドラ・トーザン
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本


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マリーアントワネット [映画]

ずっと見たかったのですが、やっと見ることができました。
それにしても豪華な衣装は圧巻でした。
ソフィアコッポラの独特の空気感が描かれていると感じましたが、
どうでしょうか。
ストーリーは特に驚くこともなく、淡々と進行していきますが
それでいて最後まで飽きることなく見ることができました。

ベルサイユ宮殿でのロケや豪華なセットも見ものだと思います。
私は去年ベルサイユの庭園を日曜日に訪れたときの、
パリの人たちに混ざって過ごしたのどかなひとときを思い出して
いました。

映画を見ている最中、あんまりおいしそうなケーキがたくさん出てきて
見終わったときには生クリーム系が食べたくて仕方ありませんでした。
マカロンのツリー?みたいなのもあっておいしそうでしたよ。

なんだかほんわかした気分で映画館を後にしました。


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