フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 [音楽]
今夜、東京オペラシティコンサートホールで行われた来日コンサートに行ってきました。パリのラジオフランス所属の二つのオーケストラのうちのひとつです。指揮は韓国人のチョン・ミュンフンさんです。
曲目はラヴェルの「マ メール ロワ」全曲と、ベルリオーズの幻想交響曲でした。
座席は前から5列目の真ん中でした。このホールはステージと客席の距離がほとんどないため、ものすごくオーケストラと近い席で驚きました。
一曲目は英語でいうところの「マザーグース」のバレエ音楽です。目の前のバイオリンの奏者の弓の運びや指使いまでもが見える距離で、弦楽器のメロディーがとても美しかったです。
二曲目の幻想交響曲。大学時代ブラスバンドで演奏したことのある大好きな曲です。フランス人作曲家の曲をフランスのオーケストラで聴けるのは先日のパリでのパリ管弦楽団もそうでしたが、本当に楽しみです。
演奏はチョン・ミュンフンさんならではのダイナミックなオーケストレーションで、第一楽章から第五楽章まで身動きもせず、夢中になって聞いていました。フォルテシモのときの奏者の必死の表情やピアニシモのときの繊細な動きまで、見逃さずに聴いていたいという思いでした。全身がオーケストラの音に包まれて、本当に臨場感たっぷりで幸せな時間でした。他の聴衆の方々も今日の演奏にはとても満足した様子で、立ち上がって拍手を送る人も、「ブラボー」の声をかける人もいました。
アンコールの「カルメン」もすばらしく、全曲聴いてみたいなと思わせてくれる演奏でした。
この後、明日の東京に続いて大阪・名古屋と公演があるそうです。クラシック好きな方は足を運んでみてはいかがでしょうか?もちろんフランス好きの人も!
11月には「パリ管弦楽団」の来日コンサートも控えています。また楽しみです。
オーケストラは違いますがチョン・ミュンフンさんの「幻想交響曲」
こちらは明日のプログラム「ダフニスとクロエ」。このオーケストラと指揮者の組み合わせのCDです。
- アーティスト: ミョンフン(チョン), チョン(ミュンフン), フランス国立放送フィルハーモニー合唱団, フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団, ラヴェル, バルギエ(ダニエル)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: CD
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